ACDSee Free

ACDSee FreeWindows 版

ACDSee Freeは、一般的な画像形式とカメラのRAWファイルを取り込みなしで開ける、Windows向けの無料画像ビューア兼ファイルブラウザです。

バージョン: 2.7.0.1530
編集部評価 4/5

概要一覧

開発元ACD Systems
バージョン2.7.0.1530
ライセンスFreeware
対応 OSWindows
表示言語英語, ドイツ語, フランス語
ファイルサイズ370.6 MB
広告・同梱ソフトなし
最終更新2026-11-05

概要

ACDSee Freeは、有料のACDSee Photo Studioシリーズで知られるカナダのACD Systemsが提供する無料の画像ビューア兼ファイルブラウザです。フォルダを選ぶとすぐにサムネイルが表示され、JPG、PNG、PSD、WEBPなどの一般的な形式に加え、Canon CR3、Nikon NEF、Sony ARWといったカメラのRAWファイルも開けます。カタログ作成や取り込みの手順はなく、写真はドライブ上の保存場所のまま閲覧できます。

RAWで撮影し、現像ソフトを起動せずに写真を確認したい人や、Windows標準のフォトアプリでは大量の写真の仕分けが遅いと感じる人に向いています。ただし編集ソフトではありません。開発元自身が「ファイルブラウザにすぎない」と説明しており、64ビット版のインストーラーは約370MBあります。公式資料に日本語インターフェースの記載もありません。レタッチ機能や軽いビューアを求める人には別のソフトが合います。

主な機能

RAW表示

CR2、CR3、NEF、ARW、DNGなど主要カメラメーカーのRAW形式を、変換の手順なしで開けます。JPG、PNG、TIFF、GIF、PSD、WEBP、SVGといった一般的な形式にも対応しています。

フォルダを直接閲覧

ライブラリやカタログを作らずに、ドライブとフォルダをそのまま閲覧できます。Sortメニューでは画像の種類、ファイルサイズ、撮影日時、更新日時でサムネイルを並べ替えられます。

Quick Viewと検索

Quick Viewで写真を1枚ずつ送りながら確認でき、ズーム機能で細部も確かめられます。Quick Searchを使えば、閲覧画面を離れずに目的の画像を探せます。

一括回転・反転

複数の写真を選んで、まとめて回転や反転ができます。縦位置の写真を1枚ずつ開いて直す手間が省けます。

スライドショーと印刷

選んだ画像をスライドショーで再生したり、プログラムから直接1枚ずつ印刷したりできます。気に入った写真をデスクトップの壁紙に設定することもできます。

SendPixで共有

ACD Systemsが運営する無料のメディア共有サービスSendPixが組み込まれており、家族や友人に写真を送れます。

評価

機能

RAW表示、フォルダの直接閲覧、並べ替え、検索、一括回転と、写真を確認して選別するための基本はそろっています。トリミングや露出補正などの調整や本格的な写真管理は、有料のPhoto Studio製品に回されています。

使いやすさ

フォルダを選ぶだけでサムネイルが表示されるため、写真を見るための準備はいりません。インターフェースは日本語に対応しておらず、英語のメニューに慣れていない人は操作に時間がかかるかもしれません。

安定性・安全性

公式ダウンロードページには広告や同梱ソフトの記載はありませんが、有料のPhoto Studio Ultimateの体験版を案内しています。2024年12月の2.4から2026年6月の2.7.0.1530まで、新しい版がおよそ半年ごとに出ています。

長所・短所

長所

  • 主要カメラのRAW形式を無料で表示
  • 取り込みなしでフォルダを閲覧
  • 撮影日時・サイズ・種類などで並べ替え
  • 一括回転と反転に対応
  • 約半年ごとに定期的に更新

短所

  • 回転・反転以外の編集機能がない
  • ダウンロードが約370MBと大きい
  • 日本語インターフェースがない
  • ダウンロードページで有料版を勧める

代替ソフト

  • IrfanView — インストーラーが数MBと小さく、トリミング、リサイズ、一括変換もできるビューアです。
  • XnView MP — 500以上の形式に対応する画像ビューア兼管理ソフトで、個人利用は無料、一括変換機能も備えています。
  • FastStone Image Viewer — RAW表示に加えて色補正やトリミングができ、個人利用と教育目的では無料です。

動作環境

対応 OSWindows
必要環境Windows 10/11 (64-bit), 4GB RAM, 2GB disk

よくある質問

ACDSee Freeは本当に無料ですか?

はい、閲覧とファイルブラウズの機能は無料で使えます。編集や高度な写真管理には、有料のACDSee Photo Studio製品が必要です。

ACDSee FreeでRAWファイルを見られますか?

はい、見られます。公式の対応形式一覧には、CR2、CR3、NEF、ARW、DNGなど主要カメラメーカーのRAW形式が含まれています。

ACDSee Freeで写真を編集できますか?

編集機能は一括回転と反転だけです。ACD SystemsはACDSee Freeをファイルブラウザとして紹介し、編集にはPhoto Studioを案内しています。

ACDSee Freeは日本語化できますか?

公式資料に日本語インターフェースへの対応は記載されていません。メニューは英語で表示される前提で使う必要があります。

ACDSee FreeはWindows 11で使えますか?

はい、使えます。64ビットWindows向けのインストーラーで配布されており、公式の動作環境にWindows 11が含まれています。

総評

ACDSee Freeは、RAWを含む写真を素早く開いて並べ替え、選別したいWindowsユーザーに勧められる無料ビューアです。フォルダの直接閲覧と幅広いRAW対応は優れていますが、編集機能がないこと、ダウンロードが大きいこと、日本語インターフェースがないことから、編集部評価は5点満点中4点としました。

編集部評価 4/5