IrfanView

IrfanViewWindows 版

IrfanViewは、多くの画像形式を開いて変換・編集できるWindows向けの軽量な画像ビューアで、個人の非商用利用は無料です。

バージョン: 4.76
編集部評価 4/5

概要一覧

開発元Irfan Skiljan
バージョン4.76
ライセンスFree for non-commercial use
対応 OSWindows
表示言語英語, 韓国語, 日本語, ドイツ語, フランス語
ファイルサイズ4.3 MB
広告・同梱ソフトなし
最終更新2026-11-05

概要

IrfanViewは、Irfan Skiljan氏が1996年から開発を続けている画像ビューアです。ダウンロードはわずか数MBながら、JPG、PNG、GIF、TIFなどの一般的な形式をすべて開け、公式のプラグインパックを入れればカメラのRAWファイルなどにも対応します。表示だけでなく、トリミング、リサイズ、色補正、形式変換もでき、数百枚のファイルに同じサイズ、形式、補正を一度に適用する一括変換機能は特によく知られています。

大量の写真フォルダを閲覧する人や、ブログやネットショップ用に画像の縮小や名前の変更を日常的に行う人に向いています。32ビット版、64ビット版、ARM64版が別にあり、古いPCでも軽快に動きます。ただし無料ライセンスの対象は家庭での個人的な非商用利用と、学校や慈善団体だけで、職場で使うには有料ライセンスが必要です。英語以外の表示は別の言語パックで提供され、日本語パックは現時点で4.51〜4.75用です。

主な機能

幅広い形式に対応

一般的な画像形式は最初から開け、公式のプラグインパックでカメラのRAWなど多くの形式が加わります。バージョン4.76ではアニメーションAVIFの再生に対応しました。JPGやTIFに埋め込まれたカラープロファイルも反映されます。

一括変換・リネーム

File > Batch Conversion/Renameで多数のファイルを別の形式でまとめて保存でき、その際にリサイズ、回転、シャープ化などの処理も加えられます。マルチスレッドで動作し、同じ画面で連番パターンによる一括リネームもできます。

JPGの無劣化操作

JPGファイルを再圧縮せずに回転やトリミングができるため、向きを直しても画質は落ちません。EXIFの撮影日時も変更でき、これらの操作はすべて一括処理でも使えます。

サムネイルとスライドショー

サムネイルウィンドウでフォルダ内のすべての画像をプレビューでき、4.76からはお気に入りのフォルダを最大15個まで登録できます。スライドショーは切り替え効果付きで再生でき、MP4動画やEXE/SCRファイルとして書き出すこともできます。

キャプチャと追加ツール

画面キャプチャ、一括スキャンを含むスキャナー対応、テキストや画像の透かし入れ、EXEやDLLからのアイコン抽出を備えています。Paintプラグインを使えば、線、図形、矢印で簡単な注釈を書き込めます。

評価

機能

表示、変換、一括処理、基本的な補正、キャプチャを1本でこなせ、プラグインとAdobe 8BFフィルターへの対応でさらに機能を広げられます。ただし本格的な画像編集ソフトではなく、レイヤーを使った編集はできません。

使いやすさ

画像を開いて矢印キーでフォルダ内を送っていく操作は簡単で、ほぼすべての操作にキーボードショートカットがあります。メニューは古いWindowsの作りでオプションも多く、一括変換などの高度な機能は覚えるのに時間がかかります。

安定性・安全性

公式サイトによると、IrfanViewはユーザーの許可なくレジストリを変更せず、催促画面や試用期間の表示もありません。広告や同梱ソフトの記載もなく、2026年9月18日にバージョン4.76が出るなど開発は活発です。

長所・短所

長所

  • 小さく、画像の切り替えが非常に速い
  • 強力な一括変換とリネーム
  • JPGの無劣化回転とトリミング
  • 32ビット・64ビット・ARM64版がある
  • プラグインで対応形式を拡張できる

短所

  • 業務での利用には有料ライセンスが必要
  • 日本語表示には別の言語パックが必要
  • メニューと設定画面が古めかしい
  • 一部の形式はプラグインを入れないと開けない

代替ソフト

  • XnView MP — 500以上の形式に対応し、Windows、macOS、Linuxで動作する、個人利用無料の画像ビューアです。
  • ACDSee Free — エクスプローラーのように手軽にフォルダをたどれる写真ブラウザですが、一括変換などの処理機能は少なめです。
  • ImageGlass — モダンな画面のオープンソースのビューアですが、編集や一括処理の機能は基本的なものにとどまります。

動作環境

対応 OSWindows
必要環境Windows XP / Vista / 7 / 8 / 10 / 11

よくある質問

IrfanViewは商用利用できますか?

無料ではできません。IrfanViewが無料なのは個人の非商用利用と、学校、図書館、慈善団体だけで、企業での利用にはシングルライセンス1つあたり18米ドル(15ユーロ)のライセンス購入が必要です。

IrfanViewを日本語化するには?

公式サイトのLanguagesページから日本語の言語パックをダウンロードし、Properties > Languageで選びます。ただし公式の日本語パックは4.51〜4.75用として提供されており、4.76用はまだ用意されていません。

IrfanViewはWindows 11で使えますか?

はい、使えます。公式サイトはWindows XPからWindows 11までの対応を明記しており、ARMベースのWindows PC向けにARM64版も別に用意されています。

IrfanViewで複数の画像を一括でリサイズするには?

File > Batch Conversion/Renameを使います。ファイルを追加し、Advancedのオプションで新しいサイズを指定すると、すべての画像に同じ設定が適用されます。

IrfanViewでRAWファイルが開けないのはなぜですか?

カメラのRAWなど一部の形式はプラグインパックが必要だからです。使っているIrfanView(32ビット版か64ビット版)に合う公式プラグインをインストールしてください。

総評

IrfanViewは、高速な画像ビューアと実用的な一括変換ツールを1つの小さなソフトで手に入れたいWindowsユーザーに適した選択肢です。速度、対応形式の広さ、一括処理は優秀ですが、業務利用に有料ライセンスが必要なことと古めかしいインターフェースを考慮し、編集部評価は5点満点中4点としました。

編集部評価 4/5