ShareX

ShareXWindows 版

ShareXは、キャプチャ、編集、アップロードを一連の流れとして自動化できる、Windows用の無料オープンソースのキャプチャソフトです。

バージョン: 21.0.0
編集部評価 4/5

概要一覧

開発元ShareX Team
バージョン21.0.0
ライセンスOpen source (GPL-3.0)
対応 OSWindows
表示言語英語, 韓国語, 日本語, ドイツ語, フランス語
ファイルサイズ132.7 MB
広告・同梱ソフトなし
最終更新2026-11-05

概要

ShareXは、ShareX TeamがGPL-3.0ライセンスで開発している無料・オープンソースのスクリーンショットソフトです。全画面、ウィンドウ、範囲指定、スクロールするページを撮影でき、動画やアニメーションGIFとして録画することもできます。撮影後はエディターを開く、クリップボードにコピーする、保存する、画像ホスティングにアップロードする、リンクを短縮するといった手順を、ホットキー1つで続けて実行できます。OCR(画像内の文字を編集できるテキストに変換する機能)、カラーピッカー、ハッシュ確認など30以上のツールも付属しています。

スクリーンショットを共有する機会が多く、繰り返しの手順を自動化したい開発者、テクニカルライター、コミュニティの管理者に向いています。広告がなく商用利用の制限もないため、職場のPCにもライセンスを気にせず導入できます。一方でメニューと設定が多く、手早く1枚撮りたいだけの人には複雑に感じられます。また動作するのは64ビット版のWindows 10と11だけです。

主な機能

12種類のキャプチャ

全画面、アクティブウィンドウ、アクティブモニター、範囲指定、前回の範囲、カスタム範囲、スクロールキャプチャ、自動キャプチャなど、12種類の撮影方法を用意しています。

画面録画とGIF録画

選んだ範囲を動画またはアニメーションGIFとして録画できます。短い操作説明の動画を作ったり、発生中の不具合を記録してすぐに共有したりするのに便利です。

撮影後の処理

撮影するたびに、画像効果の適用、エディターの起動、画面への固定表示、保存、アップロード、OCR、QRコードの読み取りなど22種類の処理を順番に実行できます。アップロード後のリンク短縮やURLのコピーも自動で行います。

画像エディター

四角形、矢印、テキスト、ぼかし、モザイクなどの注釈ツールに加え、切り抜き、背景、画像効果を使えます。21.0.0では、ツールバーのカスタマイズ、画面から色を拾うボタン、いくつかの注釈ツールの回転が加わりました。

多様なアップロード先

画像ホスティング、クラウドストレージ、FTP/SFTPなど幅広い送り先に対応し、ファイル、フォルダ、クリップボード、テキスト、URL、監視フォルダなど8種類の元からアップロードを始められます。カスタムアップローダーを使えば自分のサーバーにも送れます。

36種類の便利ツール

カラーピッカー、画面ルーラー、OCR、QRコードの作成と読み取り、ハッシュ確認、動画変換、モニターテストなど36種類のツールがあります。21.0.0で背景除去と、2枚の画像を比べるImage Comparerが追加されました。

評価

機能

キャプチャ、録画、編集、アップロード、付属ツールまでそろい、無料のスクリーンショットソフトの中でも機能の幅は屈指です。撮影後の処理をワークフローとしてつなげられる点は、他の無料キャプチャソフトにはあまり見られません。

使いやすさ

インターフェースは日本語を含む23言語に完全に翻訳されており、初期設定のホットキーですぐに撮影できます。ただ設定とメニューが深く数も多いため、自分用のワークフローを組むには慣れが必要です。

安定性・安全性

公式サイトは広告がないことを明記し、ソースコードはGitHubで公開され、リリースごとにSHA256ハッシュが掲載されています。必要な.NETランタイムが同梱されているため追加のインストールは不要ですが、そのぶんインストーラーは約139MBあります。

長所・短所

長所

  • 広告のないオープンソース(GPL-3.0)
  • 撮影後の編集とアップロードを自動化
  • スクロールキャプチャとGIF録画
  • OCRやカラーピッカーなど36種類のツール
  • ポータブル版のほかMicrosoft StoreとSteamでも配布

短所

  • 初めての人には設定が複雑
  • 64ビット版Windows 10/11専用で、Windows 7は非対応
  • インストーラーが約139MBと大きい

代替ソフト

  • PicPick — リボン形式で画面が分かりやすいキャプチャ・編集ソフトですが、無料なのは個人の非商用利用に限られます。
  • Greenshot — 範囲指定の撮影と手早い注釈付けに絞った軽量なオープンソースのソフトで、設定はShareXよりずっと少なめです。
  • OBS Studio — 長時間の録画とライブ配信のためのオープンソースのソフトで、長い画面録画にはShareXより向いています。

動作環境

対応 OSWindows
必要環境Windows 10/11 (64-bit)

よくある質問

ShareXは商用でも無料で使えますか?

使えます。ShareXはGPL-3.0ライセンスの完全に無料のオープンソースソフトで、広告もなく、仕事でも費用はかかりません。

ShareXでスクロールキャプチャはできますか?

できます。スクロールキャプチャで長いWebページや文書を自動でスクロールし、1枚の画像につなげて保存します。

ShareXは日本語で使えますか?

使えます。インターフェースは日本語を含む23言語に翻訳されており、設定から表示言語を選べます。

ShareXで画像から文字を抽出できますか?

できます。OCR機能で撮影した画像内の文字をコピーできるテキストに変換でき、Windows 10以降ではオフラインのOCRにも対応しています。

ShareXはWindows 7で使えますか?

使えません。.NET 9へ移行した18.0.0でWindows 7のサポートは終了し、現在のバージョンには64ビット版のWindows 10以降が必要です。

総評

ShareXは、スクリーンショットの編集と共有の手順を自動化したいWindowsユーザーに適した無料ソフトです。広告のないオープンソースのライセンスと幅広い機能は際立っていますが、初心者には複雑な設定と大きなインストーラーを考慮し、編集部評価は5点中4点としました。

編集部評価 4/5