K-Lite Codec Pack Basic

K-Lite Codec Pack BasicWindows 版

K-Lite Codec Pack Basicは、Windowsで動画や音声を再生するのに必要なDirectShow用コーデックだけを入れる無料のコーデックパックです。

バージョン: 20.1.0
編集部評価 3/5

概要一覧

開発元Codec Guide
バージョン20.1.0
ライセンスFreeware
対応 OSWindows
表示言語英語
ファイルサイズ21.7 MB
広告・同梱ソフトなし
最終更新2026-11-05

概要

K-Lite Codec Pack Basicは、Codec Guideが公開している4種類(Basic、Standard、Full、Mega)の無料コーデックパックのうち、最も小さい構成です。コーデックとは、圧縮された動画や音声を復号する部品のことです。Basicには、多くの他社製プレーヤーが使うWindowsの昔ながらの再生の仕組みDirectShow向けのコーデックだけが入っています。LAV FiltersがMKV、MP4、AVIなどの主要なコンテナとH.264、HEVCなどのコーデックを扱い、字幕フィルターとエクスプローラーでの動画サムネイル表示も加わります。

MPC-HCやMPC-BEなどDirectShowベースのプレーヤーをすでに使っていてコーデックだけが欲しい人や、エクスプローラーに動画のサムネイルを表示させたい人に向いています。プレーヤーは含まれていません。またWindows 10と11に標準のWindows Media Playerは別の仕組みMedia Foundationを使うため、Basicを入れても効果はありません。コーデックを内蔵したプレーヤーを使っている人にも、たいていは不要です。

主な機能

LAV Filters

オープンソースのLAV Videoデコーダー、LAV Audioデコーダー、LAV Splitterが、ほとんどのコンテナと音声・動画のコーデックを1セットで扱います。対応する環境ではグラフィックカードを使ったハードウェアデコードもできます。

字幕フィルター

DirectVobSub(xy-VSFilter)が、SRTやASS/SSAなどの外部字幕ファイルとMKVに埋め込まれた字幕をDirectShowプレーヤーで表示します。字幕を自分で描画できないプレーヤーで特に役立ちます。

エクスプローラーのサムネイル

Icaros ThumbnailProviderとPropertyHandlerにより、MKVやFLVなどの形式でもエクスプローラーにサムネイルや再生時間などのプロパティが表示されます。動画の多いフォルダを整理するときに便利です。

Codec Tweak Tool

インストールされたコーデックとDirectShowフィルターを管理するツールです。壊れたコーデックの登録を検出して修復し、フィルターの優先設定を変えたり、設定を初期化したりできます。

選べるインストーラー

インストーラーでは各コンポーネントとオプションを個別に選べ、システムにすでにある壊れたコーデックも検出して修復します。設定を決めておく無人インストールにも対応し、複数のPCへの導入に使えます。

評価

機能

LAV Filters、字幕フィルター、サムネイル拡張、コーデック管理ツールと、DirectShowでの再生に必要なものはそろっています。プレーヤー、MediaInfo Lite、MPC Video RendererはStandard以上にしか含まれず、範囲は意図的に絞られています。

使いやすさ

ほとんどの人は初期設定のままインストールすれば十分ですが、インストーラーとCodec Tweak Toolは英語のみで、選択肢が多く初心者は戸惑うかもしれません。DirectShowとMedia Foundationの違いを知らないと、インストール後も再生できないプレーヤーがある理由が分かりにくいでしょう。

安定性・安全性

公式サイトはCodec Guideの2つのサーバーとMajorGeeksをダウンロード元として案内しており、インストール時にはすべてのコンポーネントを個別に選べます。更新は頻繁で、2026年10月18日にバージョン20.1.0が出ています。

長所・短所

長所

  • 再生に必要なコーデックだけの軽い構成
  • LAV Filtersでほとんどの形式に対応
  • エクスプローラーに動画のサムネイルを表示
  • インストーラーが壊れたコーデックを検出・修復
  • 更新が頻繁

短所

  • メディアプレーヤーが含まれない
  • Windows 10・11標準のプレーヤーには効果がない
  • インストーラーとツールは英語のみ
  • コーデック内蔵のプレーヤーでは不要

代替ソフト

  • VLC media player — 独自のコーデックを内蔵したオープンソースのプレーヤーで、コーデックパックなしでほとんどの形式を再生できます。
  • PotPlayer — コーデックを内蔵した無料プレーヤーで、追加のインストールなしに幅広い形式と字幕を扱えます。
  • K-Lite Codec Pack Standard — 同じ開発元の1つ上の構成で、Basicの内容にMPC-HCプレーヤー、MediaInfo Lite、MPC Video Rendererが加わります。

動作環境

対応 OSWindows
必要環境Windows 7 / 8.1 / 10 / 11

よくある質問

K-Lite Codec PackのBasicとStandardの違いは何ですか?

Basicにはプレーヤーがなく、StandardにはMPC-HCが含まれます。StandardにはさらにMediaInfo LiteとMPC Video Rendererも加わります。

K-Lite Codec Packを入れるとWindows Media Playerで再生できるようになりますか?

Windows 10と11に標準のWindows Media Playerには効果がありません。このプレーヤーはMedia Foundationのコーデックを使うため、Codec Guideが別に配布しているMedia Foundation用のコーデックが必要です。

K-Lite Codec Packは無料ですか?

はい、無料です。4種類の構成はすべてフリーソフトとして配布されています。

K-Lite Codec PackはWindows 11に対応していますか?

はい、対応しています。公式サイトはWindows 7、8.1、10、11を対応OSとしています。

VLCを使っているならコーデックパックは必要ですか?

通常は不要です。VLC media playerは独自のコーデックを内蔵しているため、コーデックパックが役立つのは主にDirectShowベースのプレーヤーを使う場合か、エクスプローラーで動画のサムネイルを表示したい場合です。

総評

K-Lite Codec Pack Basicは、DirectShowベースのプレーヤー用にすっきりしたコーデック一式をそろえたい人に適した無料のコーデックパックです。構成は無駄がないものの、プレーヤーがないこと、Windows 10・11標準のプレーヤーに効果がないこと、コーデック内蔵プレーヤーの普及で用途が狭いことから、編集部評価は5点満点中3点としました。

編集部評価 3/5